【群馬県・武尊山登山】川場スキー場の手続きと注意点

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2022/2/1 「群馬のマッターホルン」こと、上州武尊山に登ってきました。

厳冬期の武尊山は川場スキー場からのピストンコースが一般的なようで、スキー場のリフトを2本乗り継ぎ、上がった先が登山口になります。

なのでコースタイムもそれほど長くなく、私のような雪山初心者でも比較的気軽に雪山の稜線歩きを堪能できました。(※とはいえ危険箇所もあります。)

 

《この日の山行の模様をYouTubeに公開してます。》

 

今回はスタート地点でもある「川場スキー場」での入山手続きを、自分自身の健忘録も兼ねてまとめてみましたので、冬の武尊山をご検討されている方の少しでも参考になって頂けたらと思います。

 

 

川場スキー場の絶対的ルール2つ

 

川場スキー場から入山する際は、原則として守らねばならない2つのルールがあります。

  • 川場スキー場専用の登山届けの提出
  • 捜索ヘリサービス『ココヘリ』端末の携帯

以上の2つが絶対義務になってくるのですが、この辺りを事前に把握しておいて受付をすると、とてもスムーズに手続きが進められるかと思います。

 

 

特に土日祝日は受付カウンターが混み合うようで、山を目の前にして列に並ぶのは精神衛生上も良くありません。(笑)

出来る限りの事前準備をしておき、時間にゆとりを持った山行を楽しみたいところです。

 

 

・川場スキー場専用紙での登山届け

最近ではネットで登山届けを提出できる《コンパス》などがとても便利で、活用されている方も多数いらっしゃるかと思います。

(出典:Compass)

 

ですが川場スキー場では2022年2月現在、

コンパス等で事前提出されていたとしても、受付カウンターにて専用用紙の提出が義務

とされていますのでくれぐれもご注意ください。

 

7F受付カウンター横に「登山窓口」として、用紙が置かれ記入するスペースが設けられております。

もちろんこちらで記入してもOKですが、先述したように土日祝日はどうしても混み合います。

混雑を回避する為に川場スキー場のHPから用紙がダウンロードできますので、事前に書いておく事をオススメします。

 

【川場スキー場 入山報告書PDF】 ←こちらからもダウンロードできます。

これさえあれば当日そのまま受付カウンターに提出すれば良いだけなので、登山窓口で並ぶ必要がなくなります。

※ただし『駐車場所』の項目だけは事前に書く事ができないので、車にボールペンを置いておき、駐車場に着いたら車内で書いてしまうのが良いかと思います。

 

 

・捜索ヘリサービス『COCOHELI』携帯義務

 

まずココヘリとは。

道迷いやケガ、体調不良により、もしも自力で下山できなくなってしまった場合、通報があればヘリで捜索。登山者が携帯している発信機型会員証の電波をキャッチし、離れた場所からでも居場所を特定することができます。

 (出典:YAMAHACK)

 

年会費約4000円(プランによる)の会員制捜索ヘリサービスで、入会すると会員証の代わりに小さなキーホルダーような発信機が送られてきます。

この発信機をザックなどに取り付けておけば万が一の時に捜索ヘリが居場所を特定しやすくなるという素晴らしいシステム。

川場スキー場では、この「ココヘリ」の装着が義務となっています。

それだけ雪山登山は危険のリスクもあり、また、ココヘリの信頼性も確かなものだ、と言えるのではないでしょうか。

私は昨年からココヘリに入会しており、雪山に限らず山に行く際は必ず携行していましたので、今回ももちろん持っていきました。

 

受付で登山届けを提出すると、「ココヘリをお持ちでしたらのIDを控えさせてください。」と言われます。

入山者それぞれの氏名の横にココヘリのIDを書き、記載された個人情報とココヘリIDを紐付けするという流れです。

川場スキー場は登山者に対しても、安全に関してとても徹底したサービスをしてくださるのでとても感動しました。

 

《ココヘリに入会されていない方も安心》

川場スキー場では料金1100円でココヘリのレンタルが出来ます。

貸し出し伝票に必要項目を記載し、登山届けと共に提出することで貸し出して頂けるようです。

 

※他に日光白根山などもココヘリ義務化されています。

 

 

リフト料金とICカード

リフト料金 ICカード保証料 ※ ココヘリ レンタル 合計
2000円 500円 ※ 1100円 3600円

 

受付での支払いは上記。ココヘリをお持ちの方は合計2500円です。

ここで気になるのはICカード保証料 500円。

受付で言われるがまま支払いを済ませるとこんなカードを渡されます。

リフトの自動改札通過のICカードになっており、このカードの保証料として500円を支払います。

 

ただし、あくまで保証料ですので下山報告時にカードを返却すると500円戻ってきます。

 

こうしてかざすだけでゲートが空いてリフト乗り場に行けます。

 

ウインタースポーツやってこなかった私は、スキー場ってこんな事になっているんだ!?と驚きでした笑笑

 

登りで2回、下りで2回の合計4回リフトに乗り、都度このカードが必要になりますのでくれぐれも紛失されぬようご注意ください。

 

※私はどこにしまったのかわからなくなり捜索に5分かかりました。

 

 

リフトの乗り間違えに注意

 

川場スキー場はたくさんのリフトがあり、間違ってしまうと登山口とは違う降り口に出てしまう可能性もあります。

 

今回は何度も登っている方と行ったので助かりましたが、ソロだったら間違いなく焦っていたと思います。

 

川場スキー場HPより

目的地は画像の一番左上。クリスタルコースのTOPに登山口があります。

名称でいうと【B】桜川エクスプレス → 【D】クリスタルエクスプレスというリフトに乗り継いでいきます。

 

受付を済ませゲレンデに出ると2つのリフトが見えるので、左側、牛乳石鹸の看板のリフトが【B】桜川エクスプレス。

 

桜川エクスプレスを降りたら左手へ少し歩きます。スキーやスノボーの邪魔にならないように注意です。

再度リフト乗り場が分岐しますがこちらも左側のリフト【D】クリスタルエキスプレスへ。

 

ちなみに1本目の桜川エクスプレスに風除けガードはありませんが、2本目のクリスタルエキスプレスには付いてます笑

地味にリフトに乗っている間は冷えますのでご注意ください。

 

 

武尊山登山までのまとめ

という事で今回は、厳冬期の武尊山に挑む前段階、川場スキー場での手続きをまとめてみました。

 

先述しましたが私は今回、勝手を知っている友人と行ったので助かりましたが、何も知らずソロで行っていたら登山開始までの時間を大きくロスしていたと思います。

 

ゆとりを持った行動ができる為にも、今回の私の経験が少しでもお役に立てて頂ければと記事にしてみました。

 

参考になって頂けたら幸いです。

それではまた。

 

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